蛍を関東近郊でみれる場所は?時期は?餌は何をあげる?
私が子供の頃はよく蛍を見に行ってました。
最近では見る機会もなくなってきましたね。
でも、子供に蛍を見せてあげたいと思いますが、関東近郊で蛍を見ることができるでしょうか?
関東近郊で蛍を見れる場所をご紹介します。
蛍を関東近郊でみれる場所は?
ホタルは自然が豊かで水のキレイなところに生息していますが、関東地方でもホタルを見られる場所は意外とたくさんあります。
しかも東京都内でもホタルを鑑賞できる場所もあるんです。
さすがに自然の中で生息しているホタルは東京23区内では見られないようですが、人口飼育されたホタルを鑑賞することができます。
都内でホタル観賞を楽しめるスポットでオススメなのが文京区にあるホテル椿山荘です。
オススメの理由は鑑賞できる場所が椿山荘のシンボルともいえる庭園内という事。
ホテル椿山荘の庭園はホタル鑑賞に限らず普段から見どころがたくさんあり、一般の方でも無料で自由に入る事ができます。
三重塔があったり、小さな滝があったり。
結婚式場でも有名な椿山荘の庭園です。
普段から都心とは思えないほど優雅な時間が流れている庭園内ですので、そこにホタルの幻想的な光が加わって素敵な情景を楽しむ事ができます。
この椿山荘のホタル観賞は約60年の歴史があります。
2000年以降は庭園内の水質・水量などを改善してホタルが自生・生息できる環境を作っているようです。
ただし、残念ながら近年人気スポットとなってしまいかなり人出が多いようです。
その辺りは覚悟してから行ったほうがよさそうですね。
蛍が見れる時期はいつがいいの?
ホタルの飛び始める時期について「500度説」という仮説があるそうです。
水中で過ごしていた幼虫が陸上に上がってくるのがだいたい4月の桜の散る時期。
この翌日から1日の平均気温を積算していきその数字が500度に達した時にホタルの初飛翔が観測できるという説。
近年はこの仮説がほぼ当たっているのだそう。
この仮説は現在も検証中だそうですが、おおむね関東でホタルを見ることができる時期は5月の下旬から7月の下旬ごろです。
5月中旬から6月はゲンジボタル、6月後半からヘイケボタルの光を楽しむことができます。
7月の後半になるとホタルの数が少なくなってしまうようで、光もまばらにしか見えないそう。
行くなら6月中がベストかもしれませんね。
また、さきほどオススメしたホテル椿山荘では室内でホタルが鑑賞できる設備もあります。
雨の時はホタルは姿を見せないそうなのですがホテル椿山荘では室内環境のビオトーブが用意されていて悪天候でもホタルが見られる可能性もあるようです。
蛍の餌は?
ホタルは幼虫期の約3ヵ月間を水中で過ごします。
その間「カワニナ」という巻貝の一種を餌としています。
このカワニナは川や用水路・湖沼などの淡水底に生息しており、都市部の河川などの汚染の進んだ水域では見られません。
幼虫期のホタルは頭が細くとがった形をしています。この頭でカワニナなどの巻貝の蓋をこじ開けて中のカワニナを食べます。
正確には口から消火液を出して、カワニナを溶かして食べているようです。
ホタルは成虫になると実は何も食べません。
幼虫時代に食べてた栄養分の蓄えだけで生き続けます。
なので、成虫になってからのホタルの寿命は平均約2週間と言われています。
卵から成虫になるまでは約1年かかりますがその間水中で生活をしています。
ところが成虫になってからは今までの蓄えだけで生きていかなくてはいけないので成虫になってからの寿命はかなり短いのです。
そのためメスは成虫になってからすぐに卵を産みます。
またオスはメスよりも体が小さいため栄養分を蓄える量も少ないのでメスの方が長生きをします。
唯一口にするのはお水だけですが、川の水は飲みません。
葉っぱについたよつゆを飲んで過ごします。
水がキレイなところにホタルがいるのはホタルがキレイな水を飲むのではなく、幼虫期に餌にするカワニナが生息しているからなのですね。
まとめ
関東近郊で蛍が見れるところは 椿山荘です。
ホテルの庭園でキレイに整備されているので、まわりの環境もいいのでしょう。
情緒豊かな蛍の鑑賞場所ですね。
しかし、近年は人出も多く優雅に楽しむのは厳しいかもしれませんね。
蛍が飛び始める時期は 5月下旬から7月初旬です。
6月中旬ごろがたくさんの蛍が見れる時期ですよ。
蛍は成虫になると、お水だけで生きます。
川の水ではなく、葉っぱのしずくだけで 約2週間の寿命を全うするのです。
約2週間のいのちだから、蛍の光はあんなにステキなのでしょうか?